これより私の最後の戦いが始まります!!

この度、私杉田祐一はセルビアに拠点を移し残りのテニス選手生活を送りたいと思っています。

すばり目標はただ一つ。今までの自分、そしてこれからの自分を認めてあげることを最大の目的としています。

拠点を移す事を考え始めたのは今年の全米オープンの時からです。
コロナ期間中、日本でしっかりと準備を重ねていたにも関わらず、全米オープンでのプレーに納得がいかず、行動に移すことにしました。

その時のざっくりとしたビジョンは2つです。一つは元トップ選手と一緒に練習指導が受けれるところ、そしてもう一つは拠点での刺激です。

ぴったりな場所を既に思いついていました。

昨年のストックホルムATP250で引退試合の対戦をやらせてもらった、元世界ランキング7位ヤンコ・ティプサルビッチ元選手です。

すぐに彼にコンタクトを取り直談判しました。

話はうまく進み全仏オープンの後にセルビアの首都ベオグラードに向かい練習に参加しました。

選手の数、コーチ陣、環境、全てにおいて申し分ない条件です。

すぐに拠点を移す覚悟を決めました。

決して日本に問題があるとは思っていません。とても優秀なコーチ陣が揃っていますし、環境においても素晴らしい施設などありとあらゆるものが整っています。そして多くのライバル達がいます。

だからこそ海外拠点は絶対に経験しておきたい事だと感じています。

そして年齢的に色々と考えてしまう今、もう一度後先考えず、テニスに全てをかけてみたいと思いました。

このような状況の中、テニスにかけられる事は何ともありがたい事です。
社会は今もの凄く大変な時期であります。そしてこれから更に苦しい状況になる事も予期しています。スポーツは社会の安定があってのものです。経済の回復、人々の活気、様々な不安は数多く残っています。

ですがそんな中できる事はただ一つ!!
テニスを通して自分の戦う姿が日本の活性に少しでも貢献できれば嬉しいですし、今年立ち上げた日本の樹プロジェクトへ、この経験を還元出来ればとも思っています。

そして何より自分が納得するために!!!

活気ある日本、活気ある世界が戻ってくることを願い、私は精進の日々を送ってまいります!!

全てをかけ、いざセルビアへ!!!!!!!