本当に長いことお待たせしてしまい申し訳ありません。クレーコートシーズンから何度も、書いては止めての繰り返しで現在に至ってしまいました。

纏まりきれてはないのですが、正直なところを少しずつ話していきたいと思います。

グラスコートに入り長いトンネルを抜けたように思われますが、正直心の中は迷いも多かったかと思います。

自分はこのテニスというスポーツで何を追求しどこを目指しているのか。

この事がクレーコートシーズンからずっと頭の中を駆け巡っていました。

連敗がこみ、ランキングを上げたいと思う意欲や、ツアーで戦い続けたいなどの思いがだんだんと小さくなっていく感覚、そしてそこから自分には何が残るのだろうという感覚への変化。
そこは唯一の楽しみだったというか、とても新鮮な感覚でありました。

以前にも一度同じような敗戦が続いた時期がありましたが、その時は失うものばかりでただただ怖かった記憶が残っています。
ですが今回は多くの経験があったからこそ、必ず何か残るものがあるという安心感のようなものがあったかなと思います。

そんな状況の中、テニスに意味ばかり求めている事が自分のテニスを更に迷わせていったことかと思います。

本来であればただ楽しくテニスをし、向上心を持ち続け上を目指すなど、もっともっとシンプルに物事を進めることが出来たのですが、自分がテニスでの意味を探しているうちに自分が伝えたいことがこのような事ではないのではないかと思うようになりました。

豊かさの追求。これは人である以上必ずぶつかる大きな問題だと思います。

昨年大きく人生が変わり様々な物を手に入れたかと思います。

ですが間違いなく自分を豊かにしてきたのは、今回のこのような厳しい状況であったと深く思い返しています。

自分が現役を引退した後に、テニスしか教えられないようでは面白くないでしょうし、応援してもらっている方々にありがとうとしか言えないようなテニス人生では納得がいかないなと。

その為にもその豊かさをこれからも見つけていかなければと思っています。

なんとも子供受けの悪いブログで申し訳ないですね。本来は楽しくカッコいいスポーツ選手でいるべきなのですが、子供にとっては意味のわからんことばかりで。。

夢のあるスポーツ選手であるべきだとは思いますが、その夢とはなんなのか迷った時にしっかりと伝えることのできる選手というのも、まあ悪くはないかと。

だからこそ、まだまだこれからも上を目指し自分の知らない世界を見ていかなければと思っています。

色々書き溜めてはいますが、今回はこれにて終了させてもらいます。
次回はプロスポーツの良さについて話していこうかなと思います。

アメリカシーズン頑張ります!!!